AI類似図面検索システムは、AIが過去の図面から類似図面を瞬時に検索・特定できます。部分形状検索はキーワード検索では特定が難しかった、見た目、形状が似ているものを抽出することができるため、過去図面を使って新規図面作成を効率化できます。ここでは、部分形状検索の概要やメリットなどをまとめました。
部分形状検索は、特定の箇所を選択・指定することでAIが全体図面から一致するものを抽出します。「溝形状」や「穴配置」を指定すると、全体形状が違っても部分が類似するものを過去データからリストアップしてくれます。
形状を指定して検索することで、文字情報で見つけられなったものも抽出できます。
過去の類似部品を目視で検索するよりもスピーディーに、簡単に検索できるようになり、過去図面を流用することで新規図面の作成時間を短縮できます。人による検索よりも精度の高い検索が可能で、ベテラン担当者に頼る属人化を解消することに繋がります。
また、過去の図面から見積もり業務を効率化したり、重複設計を避けたりコスト削減効果も期待できます。人によって異なる名称で登録されていて今までは見つけられなかったものでも、形状が似ていれば抽出できるため漏れを大きく減らすことができます。部分形状というピンポイントでの検索は目的の部品をすぐに見つけられるため、検索時間も短縮できます。
多品種少量製品を取り扱っていて過去の設計を活用する機会の多い企業、部品形状を標準化して新規設計を削減したい企業、膨大な設計図面を抱えて類似部品検索に時間がかかっている企業、客先図面を頻繁に取り扱うような企業に向いています。
また、検索工数が増えていて時間を取られている、ベテラン社員の退職により対応できる社員がいなくなるリスクを抱えている企業も、部分形状検索を取り入れることで課題の解決や、DX化を進められる可能性があります。
AI類似図面検索システムの中でも、部分形状検索は複雑な機械部品の特定部分を特定して類似図面を抽出できるため、従来の検索ではうまく見つけられなかったものでも活用できるメリットが期待できます。
類似検索が効率化できるだけでなく、過去のコスト情報を見て見積もりを最適化したり重複部品を削減したり、設計の時間を短縮したり多くのメリットがあるため、業務効率化やベテラン社員のノウハウ継承に課題を抱えている企業は検討してみることをおすすめします。