Autodesk BIM 360

このページでは、CADシステムの開発メーカーとして知られた米国オートデスクが提供している「Autodesk BIM 360」について解説しています。CADデータなどの設計図面だけでなく、様々な画像データを保存し、ワークフローの連携や各種マネジメント作業の一元管理などをトータルカバーするAutodesk BIM 360の特徴を把握して、図面管理システムやAI図面検索システムの比較検討にお役立てください。

Autodesk BIM 360のシステム概要

Autodesk BIM 360
画像引用元:Autodesk公式HP
(https://www.autodesk.co.jp/bim-360/)

アメリカのカリフォルニア州に本社を構えるオートデスクは、CADシステムのメーカーとして国際的にコンテンツやソリューションを展開しており、「Autodesk BIM 360」もまた設計作業や製図作業、施工管理といった様々な業務をシステム化して効率性を向上してくれる製品です。また、Autodesk BIM 360はクラウドサービスである「Autodesk Construction Cloud」の一部として提供されており、複数のデータや管理システム、ワークフローなどをオンラインで結び、ネットワークを通して複数拠点・マルチデバイスでアクセスできる環境を構築します。

単に図面や画像を検索して閲覧・共有しやすいだけでなく、プロジェクトにおける安全性やリスクについての分析、やり直し作業によって発生するコスト、収益性の分析といった色々なツールや作業をまとめて利用できることも強みです。

Autodesk BIM 360の導入メリット

目的とする情報へ様々な場所からアクセス可能

Autodesk Construction Cloudの一部として提供されているAutodesk BIM 360は、クラウド型の図面管理システム/図面検索システムとして利用できます。

インターネットへアクセスしてデータが保管されているサーバへアプローチできる環境と権限さえあれば、どこにいても自分にとって都合の良いタイミングやデバイスを利用して図面をチェックし、また必要な作業を開始・継続することが可能。グローバル企業が開発した製品であり、日本国内だけでなく海外に拠点を展開している企業にとっても利用メリットがあるでしょう。

複数のソフトウェアを統合・連携して業務を効率化

Autodesk BIM 360はAutodesk Construction Cloudのサービスとして提供されている様々なソフトウェアやシステムと連携して、自社のニーズや作業スタイルに合わせた作業環境をカスタマイズしていくことができます。

なお、どのようなシステムやソフトウェアを導入して自社の条件にマッチングさせていけば良いのか分からない場合も、製品デモを依頼することが可能なので、実際の仕様や使用感をチェックした上でプランニングできる点も強みです。

図面上に情報提供依頼を付与できる

図面データへ直接に情報提供依頼箇所などのポイントを付与して共有することができるため、図面を使った情報修正や修正依頼、チェック依頼などをスムーズに行うことができます。

また、管理者によって情報をモニタリングできるため、それぞれのデータや作業員がどのような作業を行っているのか進捗を監督したり、工程管理を効率化したりできることもポイントです。

品質管理の向上と手戻り削減を実現

指摘事項管理機能・ダッシュボードによる可視化・使いやすい建設現場向けモバイルアプリなどを通じて、品質管理の改善と手戻り作業の削減を実現します。具体的には、現場担当者が発見した問題を即座にモバイル端末から記録・通知でき、プロジェクトメンバーがリアルタイムに対応可能。修正が迅速に行われ、品質トラブルや手戻りによる工期遅延リスクを抑制できます。プロジェクトの順調な進行と円滑なコミュニケーションが促進されます。

データ&分析によるリスク軽減と意思決定支援が可能

Autodesk BIM 360 上では、Autodesk AI を活用した予測分析機能や、導入が容易なレポート・ダッシュボードにより、プロジェクトのリスク特定・軽減に向けたデータ活用が可能です。進捗や品質、安全性、コストなどの情報をリアルタイムに可視化・解析することで、潜在的な課題や問題領域を事前に察知でき、迅速かつ情報に基づいた意思決定が行えます。多様なプロジェクト関係者(設計、施工、管理)が共通のデータプラットフォームで状況を把握できるため、プロジェクト全体のパフォーマンス最適化に寄与します。

図面の検索性に課題がありませんか?

図面管理システムではそのシステムごとに、図面を管理するうえで便利な機能がさまざま備わっています。図面管理の効率化が進む一方で、「図面が早く正確に見つからない」そんな課題を抱えていませんか?この課題は図面管理システムではなく、「AI類似図面検索システム」で解決することが可能です。

AI類似図面検索システムは、既に使用している図面管理システム等と併用しながら使用することもできます。本サイトでは、AI類似図面検索システムの特徴からおすすめのシステムまで紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

Autodesk BIM 360の機能

価格・登録枚数 要問合せ(カスタマイズ)
検索方法 要問合せ(カスタマイズ)
バージョン管理(版管理) 要問合せ(カスタマイズ)
ファイル同士の紐づけ 要問合せ(カスタマイズ)
登録可能な図面の形式 要問合せ(カスタマイズ)
ワークフロー

Autodesk BIM 360の導入事例

Autodesk BIM 360の導入事例は公式サイトで見つかりませんでしたが、「Autodesk BIM 360」の特長を活かした「Autodesk Build (Autodesk Construction Cloud)」へ移行した事例がありました。良かったら参考にしてみてください。

Autodesk BIM 360のサポート体制

Autodesk BIM 360もしくはAutodesk Construction Cloudに関して、基本的な問題解決はドキュメントやオートデスクの公式ホームページで公開されているトラブルシューティング記事によって確認してください。また、それでも問題解決が困難な場合、オートデスクサポート担当者へ問い合わせて直接に相談することも可能です。ただし、オートデスクサポートへ問い合わせられるユーザーはサブスクリプションメンバーに限られており、事前登録と申込みでAutodesk Accountを取得しておくことが必要です。

なお、体験版であってもサブスクリプションは利用可能ですが、体験版については更新・延長を行えないため、期限が切れる場合は改めへ製品版でサブスクリプションを契約・更新する必要があります。

Autodesk BIM 360の会社概要

会社名 オートデスク株式会社
所在地 【本社】The Landmark @ One Market, Ste. 400, San Francisco, California 94105 USA(アメリカ)
【日本支社】東京都港区虎ノ門 1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
電話番号 +1 866-475-3802
営業時間 / 定休日 記載なし
公式HP https://www.autodesk.co.jp/
目的別に選べる
図面管理システム
比較3選
ノウハウ活用もしたいなら
図面に見積・加工・検査データ
まで、ひとまとめ
さらにAI類似検索で、過去の図面や製造ノウハウをすぐ再利用
創屋
創屋公式HP
画像引用元:創屋公式HP
https://www.souya.biz/
特徴
  • 図面に関連する見積書・加工記録・検査データなどの付帯資料をまとめて管理可能。紙図面の電子化やPDFへの直接メモ・表挿入にも対応で、現場での不具合記録や注意点をそのまま残せます。
  • オプションのAI類似検索を使えば、過去の2D・3D図面から似た事例を瞬時に見つけ出せるため、見積作業の効率化やリピート品の品質安定に直結。単なる「保存」ではなく、「再利用・改善」にまで踏み込める。
利用形態
  • オンプレミス
    (サーバー貸与または自社準備)
ガバナンスを徹底したいなら
履歴・承認ルート・権限管理
で最新版が管理しやすい
大規模利用やISO・監査対応が必須な環境に
日立ソリューションズ
西日本
日立ソリューションズ西日本公式HP
画像引用元:日立ソリューションズ西日本公式HP
https://www.hitachi-solutions-west.co.jp/products/industry/ad/index.html
特徴
  • 「最新版を確実に使う」ための改訂履歴管理や承認ワークフローが充実。誰がいつどの図面を扱ったかの証跡を残せるため、品質保証や監査対応が求められる環境に適しています。
  • Webベースの直感的な操作性で、大規模利用にも対応。CADやプリンタとの連携にも強く、エンタープライズ規模での導入実績も豊富。ガバナンスを徹底したい大手企業に選ばれやすいシステムです。
利用形態
  • オンプレミス
    (サーバーについては詳細不明)
電話対応不可
最低限の管理だけでいいなら
図面を低コストで
保存・共有
とりあえず管理だけ始めたい小規模チームに
ゴードーソリューション
ゴードーソリューション公式HP
画像引用元:ゴードーソリューション公式HP
https://www.godo.co.jp/all-products/nazca5-edm
特徴
  • 「とりあえず図面を管理できればOK」というニーズに応える、シンプルな図面管理システム。PDFやCADデータの保存・共有に対応し、最低限の管理機能を低コストで導入可能です。
  • 小規模チームの試行導入に適しており、まずは紙やフォルダに散らばった図面を一か所に集めるところからスタートできます。将来的にはOCRや通知機能などを追加し、必要に応じて機能を拡張できる柔軟性も備えています。
利用形態
  • クラウド/オンプレミス
    (サーバーについては詳細不明)
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