事例から学ぶ類似図面検索システムのメリットとは?

類似図面の迅速な発見による見積り・設計精度の向上

【事例①】過去の図面を活用できるしくみをつくる

CADDi DRAWERの事例

顧客の要望に応じて一から充填機の設計・開発を行っている老舗メーカー・株式会社ケーテー製作所では、過去の図面を探して照合する作業が煩雑で時間がかかるため、設計部門から図面をもらうたびに毎回、見積もりをとる状況でした。

図面データ活用クラウドを導入し、部署横断で業務効率が向上するような仕組みづくりを実施。社内ではさまざまな部門からデータ活用に関するアイデアや意見が活発に集まるようになりました。

※参照元:キャディ公式サイト(https://caddi.com/drawer/case/ktmfg)

中小製造業では、図面を元に見積もり、設計、製造などの作業を行います。ベテランの社員なら、過去の記憶やノウハウをもとに対応できる場合もありますが、多くの場合、過去の図面や見積もりを参照しながら対応しているのが現状です。

にもかかわらず、社内にある膨大な図面、日々増え続ける図面の中から、類似図面を探し出すことができない・時間がかかっている現場が多いようです。

類似図面検索システムなら、類似図面の検索がスピーディーに行えるため、見積もり・設計精度の向上が見込めます。「同じ部品なのに人によって提示価格が違う」「過去の価格と違う」など、勘や曖昧な記憶に頼った見積もりで生じるトラブルやクレームも防ぐこともできるでしょう。

CADDi DRAWER(キャディ)
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見積り・設計作業の効率化

【事例②】見積もりにかかる時間が大幅に短縮

自動化で見積もり時間が大幅に短縮 製造業を営む株式会社プラポートでは、毎日山のように来る見積り依頼に、少ない営業スタッフで対応。

見積り実績は共有サーバーで保管していましたが、検索機能に限界があり、「過去に同じような図面を見たことがあるけど探せない…一から見積り直しだ…」ということが少なくありませんでした。

自動で類似図面を抽出し、実績に基づいて見積価格まで算出してくれるSellBOTを導入して、見積り時間が大幅に短縮されました

参照元:SellBOT公式サイトhttps://www.sellbot.jp

オリジナルの部品や部材など、特殊な部材を使った図面を作成する場合は、過去の図面から流用・参照したいところ。類似図面検索システムなら、過去図面を参照できるので、ゼロから設計をしなくて済みます。作業の効率化や時間・コストの削減が実現できるでしょう。また、知識や経験の少ないスタッフでも見積を作成することが可能になります。

SellBOT(REVOX)
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そのほかにも、AI類似図面検索システムの導入はさまざまなメリットがあります。

設計レビューの効率化

設計レビューは、製品の品質を上げるために欠かせない作業です。しかし、何度も図面の改訂を行う内に、どれが最新のものか分からなくなってしまうことがあるようです。

改訂情報を管理できるシステムなら、更新前後の違いから変更箇所を把握し、設計レビューに活かすことが可能です。

モアシスジャパンが提供するAI類似画像検索ベースシステム「アトン-イフツー」や日立ソリューションズ西日本が提供する「Hi-PerBT Advanced 図面管理」などのように、変更箇所を見える化できるシステムを活用すれば、修正漏れや先祖返りも防ぐことができるでしょう。

図面管理のペーパーレス化促進

取り扱えるファイル形式に制限がなく、全てのファイル形式を管理できる「D-QUICK7」(アイサイト)や、図面や画像の仕分けも得意な「類似画像検索」(ワイ・エス・エス)などのようなシステムなら、同時に図面管理も行えます。

膨大な図面をデジタル化することで、紙の図面を保管するスペースや棚、管理・整理するための人件費も削減することができるでしょう。

電子データ化した図面にタグやキーワードを付与すれば、検索性の向上や業務効率アップも期待することができます。

AI類似図面検索システムを有効活用するなら

最近では、AI技術を用いて、さらに簡単で高精度に類似図面を探すことができるAI類似図面検索システムが続々と登場しています。AI類似図面検索システムなら、図面を一元的に管理し、活用する企業のDX化に貢献してくれるでしょう。

本サイトでは、AI類似図面検索システムを「営業時」「設計・製造時」「発注・調達時」の3つの利用シーン別に、おすすめのAI類似図面検索システムをピックアップ。それぞれのシーンに特化したAI類似図面検索システムの特徴を知り、どれが自社に合うシステムなのか検討してみてください。

現場にフィットする
AI類似図面検索
システム3選
2D・3D図面を活用し
設計のムダを減らしたいなら
おすすめは
創屋
創屋公式HP
画像引用元:創屋公式HP
https://www.souya.biz/
特徴
  • 過去の2D図面も3D CADも一括で検索できるため、図面の形式に左右されず、部門・拠点をまたいだ再利用と標準化が進めやすくなります。
  • PDF・JPGなどの2D図面も、STEP・STLなどの3D CADデータも、図面ファイルを指定するだけで検索可能。 図面の書き方や形式に関係なく、必要な図面がすぐに見つかるため、情報の形式差による属人化や非効率を解消できます。
利用形態
  • オンプレミス
2D図面の見積対応の
即応力を上げたいなら
おすすめは
SellBOT
SellBOT公式HP
画像引用元:SellBOT公式HP
https://www.sellbot.jp/
特徴
  • アップロード図面から類似実績を検索し、参考価格を即時提示。見積フォームへの自動反映で業務を高速化。
  • スマホやタブレット対応。クラウドだから、出張先・外出先でも利用可能。見積依頼や予算取りのスピードを向上。属人化しない営業支援を実現。
利用形態
  • クラウド
2D図面を起点に
設計と調達をつなぎたいなら
おすすめは
CADDi DRAWER
CADDi DRAWER公式HP
画像引用元:CADDi DRAWER公式HP
https://caddi.com/drawer/
特徴
  • 図面と発注実績(価格・時期・取引先)を自動で紐づけ。設計と調達が分かれていても、共通の情報基盤でスムーズな連携が可能。実績の可視化により、調達ミスや価格バラつきも防止できる。
  • 画像解析AIで図面形状から類似図面を高精度検索。差分表示機能により再利用・標準化の判断も容易に。クラウド設計で拠点間の図面資産も横断活用でき、「似た図面に気づけなかった…」をなくせる。
利用形態
  • クラウド
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