AI類似図面検索システムを利用すると、大量の図面データから必要なものをスピーディーに検索することができます。AI技術を用いることで従来のキーワード検索では見つけるのができなかった類似図面も見つけ出せるようになっているのですが、どのような方法で検索することができるのでしょうか。ここでは、AI類似図面検索の仕組み、主な検索方法について解説します。
AI類似図面検索システムは、図面データをデジタル化してAIが解析して特徴をデータベース化しています。検索したいときは検索したい図面をAIに指示することでデータベースから類似図面を探してくれるのです。主な検索方法は4つあります。それぞれ紹介していきましょう。
AIがアップロードした図面やスケッチ図面の形状データを解析し、類似形状を持つ図面を検索します。図面の輪郭や寸法から検索するもので、過去の類似デザインを再利用できるため新しく設計をするときに設計工数を削減、業務効率化につなげることができます。
登録済み図面データと検索対象のデータをAIが比較して寸法や形状、記号などが類似している「似ていて少し違う」ものを検索する類似度検索もあります。
図面の中でも全体ではなく特定の一部だけを指定して検索するのが部分検索です。部分一致したものをAIが探してくれるため、設計変更や改良に適した図面を見つけることができます。
また、寸法線を含む複雑な図面やCADファイルのレイヤーが細かく分かれていないときは「あいまい検索」を使えば、AIが自動的に図面に含まれる形状を認識して検索条件に登録して類似検索に生かすことができます。
手書きや非構造データも検索することができます。
AIが形状や特徴を解析することで図面イメージや手書きスケッチでも正式な図面として抽出できます。
指定した条件、具体的な材質名や部品名、図面番号などを入力して目的の図面を検索する方法です。該当するものを一覧で表示し、複数のキーサードや属性から検索することもできます。類似度を算出して、類似度や関連度の高い順から結果が表示されます。
AI類似図面検索は、様々な場面で活用可能です。
図面をデーターベース化して必要なものを速やかに探すことができれば、新規設計時に類似図面を活用してゼロから設計せずに済む、トラブルが起きたときに類似部品のある図面をスピーディーに探し出せる、属人化を解消して社内教育やノウハウ継承に生かせるなど作業時間短縮、業務効率化につなげることができます。
AIを活用した検索では、一部・部品検索や手書きテキスト、スケッチからの検索など様々な方法が活用できます。自社がどのような目的でAI類似図面検索システムを使いたいのかを明確にし、適したシステムを検討することが大切です。